CHAPTER 06
SEOのページの書き方|タイトル・見出し・本文
この章で分かること
- 検索意図に答える順番(結論 → 根拠 → 手順)と、そのページにしかない中身の作り方
- タイトル・説明文・見出しの決め方と、自分で測れる合格ライン
- 書いてはいけないことと、公開当日・30日後・90日後にやる確認
この章の目次(10)
- 1書く前に決める3つ
- 2順番は「結論 → 根拠 → 手順」
- 3タイトル(title)の決め方
- 4説明文(meta description)の決め方
- 5見出しの構造
- 6画像・内部リンク・導線
- 7書いてはいけないこと
- 8公開後にやること
- 9よくある間違い5つ
- 10この章の出口
ページは、検索した人の用事に結論から答える順番で書きます。「◯◯とは」から書き始めたページは、読む前に戻られます。 タイトル・見出し・本文・画像・内部リンクには、それぞれ自分で数えられる合格ラインがあります。文字数の目安も、Googleの公表値ではなく自分で測る数字です。 この章は、1枚を公開するまでの順番を並べ、12項目の公開前チェックで合否を出し、公開後の判定日まで決めるための章です。
この章で分かること
- 検索意図に答える順番(結論 → 根拠 → 手順)と、そのページにしかない中身の作り方
- タイトル・説明文・見出しの決め方と、自分で測れる合格ライン
- 書いてはいけないことと、公開当日・30日後・90日後にやる確認
書く前に決める3つ
4章のキーワードマップから、その行をそのまま持ってきます。
| 決めること | 決め方 | マップの列 |
|---|---|---|
| 狙う語 | 1つだけ選ぶ | 「語」 |
| 検索した人の用事 | 1文で書く | 「意図」 |
| このページにしか無いもの | 事例・数字・画面・写真のどれか | 「一次情報」 |
3つ目が出てこないページは書きません。 他社のページを読んでまとめただけのページは、1章で触れた「オリジナル コンテンツ システム」の考え方どおり、引用元のほうが評価されます。書く手間だけがかかって、何も残りません。
順番は「結論 → 根拠 → 手順」
| 位置 | 書くこと | 合格ライン |
|---|---|---|
| 冒頭3行 | 質問への答えそのもの | 3行だけ読んで用事が済む |
| 次のかたまり | その答えの根拠(数字・出典・自社の実物) | 根拠が1つ以上ある |
| 本体 | 手順・判断基準・表 | 表が1つ以上ある |
| 最後 | 次に何をすればよいか・関連ページ・問い合わせ | 導線が1つ以上ある |
この教科書の各章も同じ形で書いてあります。 冒頭3行で結論、次に「この章で分かること」を3行、本体に表と点検リスト、最後に次の章へのリンク。
「そのページにしかない中身」の作り方
一次情報は、取材や独自調査をしなくても、社内にすでにあるものから作れます。
| 材料 | どこにあるか | ページに載せる形 |
|---|---|---|
| 実案件の数字 | 見積・請求・工数の記録 | 「3件の構築費は◯万円、期間は◯週間」 |
| 実際の画面 | 自社で作ったシステム・管理画面 | スクリーンショット(顧客情報は伏せる) |
| 断った理由 | 失注・辞退の記録 | 「こういう条件では受けません」 |
| 毎回聞かれること | 問い合わせフォーム・商談メモ | そのまま質問と回答に |
| 自社サイトの実装 | 自分のサイト | 誰でも開いて確認できる形で公開する |
最後の行が、当社がこの教科書でやっていることです。robots.txt・sitemap.xml・構造化データは、読んだ人がその場で開いて確認できます。確認できる形で出すと、それ自体が一次情報になります。
タイトル(title)の決め方
Googleは、検索結果に出すタイトルリンクを、<title> だけでなくページ内の大見出し・大きく目立つ文字・リンクの文字などからも作ると公表しています(タイトルリンク)。つまり、書いたタイトルがそのまま出るとは限りません。
| やること | 合格ライン(自分で測れる形) |
|---|---|
| 狙う語を1つだけ入れる | 語が1回入っている(繰り返しが無い) |
| 前半に語を置く | 語が先頭から20文字以内にある |
| 長さを数える | 全角32文字以内(数えるのは自分) |
| 他のページと重ならない | サイト内でタイトルの重複0 |
| 大見出し(h1)と食い違わせない | title と h1 が別のことを言っていない |
32文字という数字は、Googleが公表しているものではありません。 検索結果で末尾が「…」で切られない範囲の目安として、自分の画面で確かめる数字です。確かめ方は簡単で、狙う語で実際に検索し、1ページ目の10件のタイトルが何文字で切れているかを数えます。 切れる位置は端末と画面幅で変わるので、自社が見せたい端末(多くの場合スマホ)で測ってください。
タイトルが書き換えられているかどうかは、Search Console では分かりません。実際に検索して見るのが唯一の確認方法です。 書き換えられていたら、title・h1・本文の見出しが食い違っていないかを見直します。
説明文(meta description)の決め方
説明文は、検索結果のスニペット(説明の部分)の材料として使われると公表されています(スニペットの管理)。順位に使うという公表はありません。 スニペットは本文から作り直されることもあります。
| やること | 合格ライン |
|---|---|
| ページの結論を1文目に書く | 1文目だけで内容が分かる |
| 長さを数える | 全角80〜120文字(これも自分で測る目安) |
| ページごとに違う文にする | サイト内で重複0 |
| 煽らない | 「必ず」「No.1」「業界最安」を使っていない |
説明文に時間をかけすぎないこと。 順位に使われる公表は無く、そのまま表示される保証もありません。3章で控えた「表示回数が多いのにCTRが低い語」のページだけ、後から直せば足ります。
見出しの構造
| ルール | 合格ライン |
|---|---|
| h1 は1ページに1つ | 1つ |
| 見出しの階層を飛ばさない | h2 の下に h4 が来ていない |
| 見出しだけ読んで中身が分かる | 目次を音読して意味が通る |
| 見出しに語を詰め込まない | 同じ語が3つ以上の見出しに入っていない |
| 中身を表す言葉にする | 「はじめに」「まとめ」だけの見出しになっていない |
見出しは目次です。 検索した人は、まず目次を見て、自分の用事がある場所へ飛びます。「◯◯とは」「メリット」「デメリット」「まとめ」の4本しかない目次は、どのページにもある目次で、そのページを読む理由になりません。
画像・内部リンク・導線
| 項目 | 合格ライン | 測り方 |
|---|---|---|
| 画像の alt | 全画像に入っている(装飾だけの画像は空でよい) | ソースを見る |
| 画像の容量 | 1枚200KB以下 | ブラウザの開発者ツール |
| 画像の縦横サイズ指定 | width/height が入っている | CLS対策(2章の工程5) |
| 内部リンク | 関連ページへ3本以上 | 数える |
| サービスページへの導線 | ページ内に1本以上 | 数える |
| 著者と更新日 | 表示されている | 見る |
書いてはいけないこと
| 書かないこと | 理由 |
|---|---|
| 出典のない統計(「◯%の企業が…」) | 確かめられない。読んだ人が出典を探して見つからないと、他の記述まで信用されません |
| 根拠のない効果(「3ヶ月で1位」) | 1章のとおり、順位は保証できません |
| 他社の批判・断定的な比較 | 事実の誤りが法的な問題になりえます。比較は「自社はこうする」の形で書きます |
| 画面に出ていないことを構造化データに書く | スパムポリシー違反です(2章) |
| 同じ語の不自然な繰り返し | スパムポリシー違反です(1章) |
| AIが出した数字をそのまま載せる | 出典を開いて確認したものだけ残します |
数字を書きたくなったら、「自分で測れる数字」に置き換えます。「表示速度が重要です」ではなく「PageSpeed Insights のモバイルの実データで LCP 2.5秒以下」。この教科書全体が、そのルールで書かれています。
AIで書く場合の線引き
Googleは、コンテンツを人が作ったかAIが作ったかではなく、中身の品質で評価すると公表しています(AI生成コンテンツに関するガイダンス)。当社の線引きは3つです。
- 構成と一次情報は人が決める。 4章のマップの「一次情報」の列は、AIには書けません
- 数字と出典は人が開いて確認する。 書いてあるとおりか、実際にリンクを踏んで見ます
- 公開前チェック(下の12項目)は人が通す
公開後にやること
| いつ | やること | 合格ライン |
|---|---|---|
| 当日 | Search Console の URL検査 →「インデックス登録をリクエスト」 | 数日以内に「URLはGoogleに登録されています」になる |
| 当日 | スマホの実機で開く | 崩れていない/表が横にはみ出していない |
| 当日 | リッチリザルトテスト | エラー0 |
| 30日後 | Search Console の検索パフォーマンスで、そのページを見る | 表示回数が1以上(0なら索引に入っていない。2章へ戻る) |
| 90日後 | 掲載順位とCTRを見る | 5〜20位なら直す対象(7章)/表示回数0なら語ごと見直す(4章) |
判定日を、公開したその日にカレンダーへ入れます。 書きっぱなしにすると、効かなかったページがそのまま残り、7章で直す対象すら分からなくなります。
よくある間違い5つ
1.「◯◯とは」から書き始める 検索した人は定義ではなく答えを探しています。直し方:冒頭3行を結論に書き換える。定義が必要なら、結論の後ろに置きます。
2. 文字数を目標にする 長さは評価対象として公表されていません(1章)。直し方:目標を「答えるべき問いの数」に変える。問いに答え終わったら、そこで止めます。足りないから水増しする、が最も品質を落とします。
3. タイトルに狙う語を2回入れる 直し方:1回に減らす。繰り返しはスパムポリシーの「キーワードの詰め込み」に当たります。前半に1回置けば足ります。
4. 公開して終わりにする 直し方:公開当日にURL検査、30日後に表示回数、90日後に順位とCTR、を公開したその日にカレンダーへ入れる。7章のリライトは、この記録があって初めて始められます。
5. 他社のページを読んでまとめる 直し方:書く前に「このページにしかない中身」を1つ決める。決まらないなら、そのページは書かない。書かないという判断も、正しい判断です。
この章の出口
手元に残っているべきものは3つです。
- 公開したページと、その狙う語・載せた一次情報の記録
- 12項目の○×(日付入り。次のページを書くときの基準になります)
- 30日後・90日後の判定日がカレンダーに入っている状態
ここまでで、決める(1章・4章)・直す(2章・5章)・測る(3章)・書く(6章)が一通り揃いました。当社のSEO対策では記事制作を1本5万円から承っていますが、12項目を自分で通せる会社は、書く作業を外に出しても品質が落ちません。 手順が社内にあるかどうかが分かれ目です。
次は、すでにあるページをどう直すかです。手持ちのページがある会社は、新しく書くより先にそちらが効きます。
この章の点検リストを開く(自社の状態を○×で判定する用)
点検リスト:公開前チェック(12項目)
| # | チェック項目 | 合格ライン |
|---|---|---|
| 1 | 狙う語がタイトルに入っている | 先頭から20文字以内に1回(繰り返し無し) |
| 2 | タイトルがサイト内で重複していない | 重複0 |
| 3 | タイトルの長さを数えた | 全角32文字以内(自分で測った数字) |
| 4 | 説明文がページごとに違う | 重複0/全角80〜120文字 |
| 5 | 冒頭3行で結論を言い切っている | 3行だけで用事が済む |
| 6 | 見出しだけ読んで中身が分かる | 目次を音読して意味が通る/h1 は1つ |
| 7 | 自社にしか書けない情報が1つ以上ある | 事例・数字・画面・写真のどれか |
| 8 | 出典のない統計を書いていない | 0件 |
| 9 | 画像に alt と縦横サイズが入り、圧縮されている | 1枚200KB以下 |
| 10 | 内部リンクが3本以上ある | 3本以上/うちサービスページへ1本以上 |
| 11 | スマホの実機で崩れていない | 横スクロールが出ない |
| 12 | 著者と更新日が表示されている | 表示されている |
合格ライン=12項目中10以上。ただし 7・8 は必須です(7が×ならそのページを出す理由が無く、8が×なら書いてある他のことまで信用されません)。
この章に関係する記事
更新日 2018年10月20日
