何が変わるか
kintoneには「この数値は0以上」「この日付は今日より後」といった設定がありません。そのため、マイナスの金額や、過去の納期がそのまま保存されます。気づくのは、集計がおかしくなったときや、出荷の直前です。
このプラグインを入れると、保存を押したときに範囲を確かめて、
「納期」は 今日 より後の日付で入力してください。
のように知らせます。止めるか、警告だけにするかは、ルールごとに選べます。
設定できる4種類
| 種類 | 使う場面 |
|---|---|
| 数値が ◯以上 ◯以下 | 金額・数量・割引率(0〜100)・年齢 |
| 日付が 今日より後(前) | 納期・予約日(未来だけ)/実績日(過去だけ) |
| 開始 < 終了 | 期間・会議室・シフト(日付・日時・数値) |
| サブテーブルの合計が ◯以上 ◯以下 | 明細の合計・決裁の上限・配分の合計 |
「日付が今日より後」は、当日を含めるかどうか(「より後」「以降」)まで選べます。「今日から7日後より後」「今日から30日前以降」のように基準の日をずらすこともできます。
止める/警告だけ
- 止める……保存できません。その項目の下にも赤いメッセージが出ます
- 警告だけ……「このまま保存しますか?」と確認が出ます。「OK」なら保存、「キャンセル」なら保存をやめます
「基本は止めたいが、例外もある」という運用では、まず「警告だけ」で様子を見て、あとから「止める」に切り替える使い方ができます。
日付が1日ずれない理由
日付のチェックでよくある事故が、「時差で1日ずれる」です。プログラムが日付を 2026-09-20 という文字から時刻に変換すると、世界標準時の0時(日本時間の朝9時)になってしまい、朝9時より前は前日として判定されることがあります。
このプラグインは、日付を文字のまま比べます(2026-09-21 は 2026-09-20 より後、と文字の並びで判断できます)。「今日」も、入力している方のパソコンの日付をそのまま文字にして使います。日をまたぐ計算(30日前・7日後)も、時差の影響を受けない方法で計算しています。
設定の仕方
- アプリの設定 →「プラグイン」→「範囲チェック」の歯車アイコンを開く
- 「+ ルールを追加」で種類を選び、項目と範囲を決める
- 「合わないときは」で「止める」か「警告だけ」を選ぶ
- 必要ならメッセージを書き換える(空欄なら既定の文が出ます)
- 「保存する」→ アプリの設定画面で「アプリを更新」
できないこと
- 空欄の項目はチェックしません(必須にしたいときは、kintoneの必須項目の設定や条件付き必須プラグインで)
- 日付と日時を混ぜて比べることはできません
- サブテーブルの合計は、テーブル自体に赤いメッセージを付けられないため、画面の上のメッセージだけになります
- 数値として読めない値(全角数字など)はチェックしません。「入力値の整形」で半角にそろえてからお使いください
- 一括更新・API・CSV読み込みでの保存は、kintoneの仕組み上チェックできません
- モバイル(スマートフォン用の画面)にはまだ対応していません
