kintoneでデータを可視化する意味
データを蓄積するだけでは意味がありません。蓄積したデータを可視化し、意思決定に活用してこそ、kintone導入の真価が発揮されます。
kintoneには標準でグラフ機能が搭載されており、追加費用なしでデータの可視化が可能です。
利用できるグラフの種類
| グラフ種類 | 適した用途 |
|---|---|
| 棒グラフ | 月別売上の比較、カテゴリ別の比較 |
| 折れ線グラフ | 売上推移、トレンドの把握 |
| 円グラフ | 構成比の表示(商品別売上比率など) |
| クロス集計表 | 2軸でのデータ分析 |
| 積み上げ棒グラフ | 内訳を含む比較 |
売上グラフの作成手順
Step 1: 売上データアプリの準備
以下のフィールドを持つアプリが必要です。
- 日付(契約日・売上日)
- 金額
- 商品カテゴリ(ドロップダウン)
- 担当者
- 顧客名
Step 2: グラフの設定
- アプリの一覧画面を開く
- 「グラフ」アイコンをクリック
- グラフの種類を選択
- 集計軸(横軸)と集計値(縦軸)を設定
- 保存
Step 3: 条件の設定
期間を限定したい場合や、特定のカテゴリだけを表示したい場合は、フィルター条件を設定します。
効果的なグラフの設計パターン
パターン1: 月別売上推移
- グラフ種類: 折れ線グラフ
- 横軸: 売上日(月単位)
- 縦軸: 金額(合計)
- 活用: 売上のトレンドを把握し、季節性を分析
パターン2: 商品カテゴリ別の売上構成
- グラフ種類: 円グラフ
- 分類: 商品カテゴリ
- 値: 金額(合計)
- 活用: 主力商品の把握、ポートフォリオの分析
パターン3: 担当者別の売上比較
- グラフ種類: 棒グラフ
- 横軸: 担当者
- 縦軸: 金額(合計)
- 活用: 営業成績の可視化、目標管理
パターン4: 月別×カテゴリ別のクロス集計
- グラフ種類: クロス集計表
- 行: 商品カテゴリ
- 列: 売上日(月単位)
- 値: 金額(合計)
- 活用: 各カテゴリの月次推移を一覧で確認
より高度な可視化
kintoneの標準グラフ機能で物足りない場合は、以下の選択肢があります。
1. プラグインの活用
- krewDashboard: 複数のグラフを1画面に表示
- kViewer: 外部公開可能なダッシュボード
2. 外部BIツールとの連携
- kintoneのデータをCSVエクスポートし、ExcelやGoogle スプレッドシートで分析
- APIを使ってLooker StudioやTableauと連携
3. カスタマイズによるダッシュボード
JavaScript + Chart.jsなどのライブラリを使って、kintone上にカスタムダッシュボードを構築できます。
レポート運用のポイント
- 定期的に確認する: 週次・月次でグラフを確認する習慣をつける
- KPIを決める: 追跡すべき指標を事前に決めておく
- アクションに繋げる: グラフから読み取った傾向に基づいてアクションプランを立てる
- 共有する: グラフをスクリーンショットで共有し、チーム全体で数字への意識を高める
まとめ
kintoneのグラフ機能は、データドリブンな経営を実現するための第一歩です。高価なBIツールがなくても、kintoneの標準機能で十分な可視化が可能です。COTSUBUでは、kintoneを使ったデータ活用の仕組みづくりをサポートしています。